日立社製 X線撮影装置『Radnext50』
左:Fuji社製 医療画像処理装置『DR-ID300CL』
右:日立社製 医用X線高電圧装置『DHF-155H4』
一般撮影検査とはレントゲン撮影のことです。他にもX線撮影、単純撮影と言われることもあります。
胸部や腹部、骨などの目的部位にX線を照射し、透過してきたX線を検出器で読み取って画像化します。
従来の一般撮影検査はデジタル装置によるCR撮影が主流となっておりましたが、現在は最新技術を搭載したFPD(フラットパネルディテクター)を導入しております。高精細画像の提供と低被ばく線量にて撮影が可能になりました。病棟や手術室にもFPDを導入して短時間で高精細画像を提供しております。PACS(医療用画像管理システム)の導入によりフィルムレス化され、患者さんにフィルムを持ち歩いていただく必要が無くなりました。 画像はデジタルデータとして画像サーバーに保存され、各診察室や病棟のモニターで観覧可能が構築されています。
GE社製『OptimaCT660 FD』
CTとはComputed Tomography(コンピューター断層撮影)略です。
ドーナツ型の装置の中央に身体を置いて、装置が回転しながら人体にX線を当て、体を通過したX線情報をコンピューターで解析して体の断面の画像を得る検査です。
ベッドを移動させながら、連続で輪切りの画像を撮影しますので、短時間で全身を検査することや3次元(3D)画像を作ることも可能です。
体の中をより詳しく診るために腕の静脈から造影剤というお薬を注射しながら撮影することもあります。
※ 当院の被ばく低減への取り組み
当院では、GE社製『OptimaCT660 FD』(64列MDCT)を導入しています。この装置は自動で体格による必要線量を計測し、必要最低限度のX線量で撮影しています。
また被ばく低減ソフト『ASiR』を導入しておりソフト非搭載の装置と比べて、同等の画像でありながら被ばくを32~65%低減することが可能となっております。